ドライバー(ウッド)とアイアンを同じフィーリングで振れたら「今日はドライバーの調子が良いけど、アイアンは不調だ…」ということが減るでしょう。全く同じになることはとても難しいですが、ドライバーとアイアンを同じ感覚で振れることが大事なのです。自分の一番振りやすいタイミングで振ったときに、インパクトの感じが合うシャフトを選んでみてください。
日本シャフトでは、N.S.PRO MODUS3シリーズをアイアンに使用しているプレーヤーに向け、ドライバーもアイアンと同じフィーリングとパフォーマンスを実現するシャフト、N.S.PRO Regio Formulaシリーズをご用意しております。
“限りなくまっすぐ、より遠くへ飛ばしたい”というゴルファーの永遠の願いを応えるべく、日本シャフトは業界に名高いスチールシャフトの高度な製造技術と、カーボンシャフトの設計哲学とを巧みに融合させました。抜群のコントロール性と最大飛距離を生み出すRegio Formulaシリーズは、N.S.PRO MODUS3シリーズの持つ高いコントロール性と、力強い加速感に繋がる高機能素材とを組合せ、相反するテクノロジーを見事にマッチングさせました。
1974年生まれ。東京出身。PGA公認ティーチングプロA級を保持するプロゴルファー。ゴルフクラブの性能をうまく使いこなすためのスイング論を構築。多くのメディアに出演し、最新クラブの試打レビュワーとしても活躍している。フィッティングやレッスンの拠点となっている自身のショップ「ゴルフフィールズ」は、予約で連日満員という人気ぶり。メディアでは“QPさん”の愛称でお馴染み。
■シャフトタイプ・フレックス■
MODUS3 Tour 105:X
Regio Formula MB:Type 65 X
■マッチ度評価■
★★★★★(最高で★5つ)
■コメント■
さすがトータルシャフトメーカーさん!!という感じに振り心地に差がなく、お客さんにススメやすいです。シャフトがピン!として張りがある振り感がさらにマッチングの良さを作っている。手元からしなるイメージが同一。
■シャフトタイプ・フレックス■
MODUS3 SYSTEM3 Tour 125:S
Regio Formula MB:Type 65 X
■マッチ度評価■
★★★★★(最高で★5つ)
■コメント■
125の方が硬く感じるのでSフレックスにした。MBはタイミングが取りやすいしなりを感じるモデルです。
■シャフトタイプ・フレックス■
MODUS3 Tour 120:TX
Regio Formula B:Type 65 X
■マッチ度評価■
★★★★★(最高で★5つ)
■コメント■
共に先端の硬さが強く、ヘッドの動きが安定しやすい。
■シャフトタイプ・フレックス■
MODUS3 Tour 130:S
Regio Formula M:Type 65 X
■マッチ度評価■
★★★★★(最高で★5つ)
■コメント■
普段使用している組み合わせですが、ボールが上がりやすくつかまえやすい!
130を使用していてアイアンが非常に調子が良かったのでフォーミュラMを試したところ、すごくドライバーが安定しました。
1968年生まれ。東京出身。クラブフィッター兼クラフトマンとして、千葉県内でゴルフ工房「Magic」を経営。長年の経験と知識をいかしたフィッティングとクラフト技術は、プロを含めた幅広いゴルファーから絶大な信頼を得ている。クラブの性能評価においても優れたスキルを持ち、雑誌やゴルフ専門チャンネルに登場することもしばしば。メーカーの開発担当者への取材なども行っている。
■シャフトタイプ・フレックス■
MODUS3 Tour 105:S
Regio Formula MB:Type 55 S
■マッチ度評価■
★★★★★(最高で★5つ)
■コメント■
手元のしなりがあって切り返しのタイミングがとりやすい。インパクトのタイミングが同じだった。
■シャフトタイプ・フレックス■
MODUS3 SYSTEM3 Tour 125:S
Regio Formula MB:Type 65 S
■マッチ度評価■
★★★★★(最高で★5つ)
■コメント■
とても厚いインパクトで気持ち良かった。短めの長さで使ってみたい。
■シャフトタイプ・フレックス■
MODUS3 Tour 120:S
Regio Formula B:Type 55 S
■マッチ度評価■
★★★★★(最高で★5つ)
■コメント■
芯を外しても曲がらなかった。オートマチック感がすごい。どう打っても真直ぐに飛びました。
50歳代 男性
ゴルフ歴 21年以上
平均スコア 90~99
平均ヘッドスピード わからない
年間ラウンド数 年に2回か3回
■シャフトタイプ・フレックス■
MODUS3 Tour 105:X
Regio Formula MB:Type 75 S
■マッチ度評価■
★★★★★(最高で★5つ)
■コメント■
アイアンとドライバーを交互に打っても違和感がなく良かった。
50歳代 男性
ゴルフ歴 16~20年
平均スコア 85~89
平均ヘッドスピード わからない
年間ラウンド数 2か月に1回程度
■シャフトタイプ・フレックス■
MODUS3 SYSTEM3 Tour 125:S・X
Regio Formula MB:Type 65 S・X
■マッチ度評価■
★★★★★(最高で★5つ)
■コメント■
しなりのリズムが似ている。振り感が変わらないので良かった。個々もタイミングがとりやすく、打ちやすかった。Xでもしなりを感じた。
30歳代 男性
ゴルフ歴 4~5年
平均スコア 80~84
平均ヘッドスピード 46m/s~50m/s
年間ラウンド数 月に2回程度
■シャフトタイプ・フレックス■
MODUS3 Tour 120:X・TX
Regio Formula B:Type 75 X
■マッチ度評価■
★★★★☆(最高で★5つ)
■コメント■
Regio Formula BとRegio FWを比較した場合に、浅重心か深重心のヘッドによって選択肢は変わると思います。MODUS3 Tour 120とRegio FWの方が3Wには割とマッチしていて、5WにはRegio Formula Bが良いのではと思います。
30歳代 男性
ゴルフ歴 6~10年
平均スコア 90~99
平均ヘッドスピード 41m/s~45m/s
年間ラウンド数 月に2回程度
■シャフトタイプ・フレックス■
MODUS3 Tour 130:S
Regio Formula M:Type 65 S
■マッチ度評価■
★★★★☆(最高で★5つ)
■コメント■
N.S.PRO MODUS3 Tour 130 は自分のスイングに合っていてジャマすることなく振り抜くことが出来ました。N.S.PRO Regio Formula M はXフレックスなのにハードさを感じさせない所が好きでした。相性も良いですね!
QPこと関雅史プロとクラブフィッターの鹿又芳典さんによるトークショーをお届け。
ここでは、日本シャフト製品や「N.S.PRO MODUS3シリーズ」と「N.S.PRO Regio Formulaシリーズ」のマッチングについてのお二人のトーク内容をお伝えする。
1974年生まれ。東京出身。PGA公認ティーチングプロA級を保持するプロゴルファー。ゴルフクラブの性能をうまく使いこなすためのスイング論を構築。多くのメディアに出演し、最新クラブの試打レビュワーとしても活躍している。フィッティングやレッスンの拠点となっている自身のショップ「ゴルフフィールズ」は、予約で連日満員という人気ぶり。メディアでは“QPさん”の愛称でお馴染み。
1968年生まれ。東京出身。クラブフィッター兼クラフトマンとして、千葉県内でゴルフ工房「Magic」を経営。長年の経験と知識をいかしたフィッティングとクラフト技術は、プロを含めた幅広いゴルファーから絶大な信頼を得ている。クラブの性能評価においても優れたスキルを持ち、雑誌やゴルフ専門チャンネルに登場することもしばしば。メーカーの開発担当者への取材なども行っている。
日本シャフトさんと言えばドライバー、アイアンのシャフトで有名なメーカーさんですよね?950やモーダス3と言ったスチールシャフトのイメージが強い方が多いと思いますが?
日本シャフトさんと言えば、どこのメーカーでも採用されていてNSプロ、950シリーズは有名でスタンダードになっています。またレジオフォーミュラというシリーズがあります。ウッド用のカーボンシャフトになるんですが、こちらもしっかり作っているんですよね。
そもそもツアー向けのシャフトは120g台だったんですが、日本シャフトさんは90g台の軽量スチールを作って評価されました。そのノウハウがある中で、カーボンを出す意味。それには理由があるんですが、それはなんだと思いますか?
なぜですか?
スチールのアイアンのシャフトと、カーボンのシャフトを同じ感覚で振れたら、いいですよね?
いいですね。振りやすくなりますよね!
スチールシャフトでこれがいいというのが決まったら、推奨のカーボンシャフトを使えば同じスイングができるということになりますね。
同じタイミングでずっと打っていけるのは良いことですね。
打ち方を変えたりすることもなく、距離も出せてスコアメイクもできる。おいしいことばかりじゃないですか!
その糸口になるカーボンのお話を今日はしたいと思います。
関さんはどういうシャフトを使っているんですか?
僕はですね、お陰様でウッドもスチールも日本シャフトさんのシャフトを使わせて頂いております。赤いシャフト。レジオフォーミュラMを使っています。
なぜこのシャフトを選んだかというと、名前がマサシだからです。笑
アイアンはモーダス3 ツアー130というシャフト使用しています。
ツアー130は某スペイン人のマスターズチャンピオンが使用しています。
130というシャフトと、フォーミュラMというシャフトは非常に良く似た動きをするシャフトなんですね。アイアンが非常に調子が良かったのでフォーミュラMを試したところ、すごくドライバーが安定したんですよね。
なぜですか?
フォーミュラMとか130は長く使っていますよね?
長く愛用した、一番気に入ったところはどこなんですか?
130は重めの重量帯ではあるんですが、皆さん重めは難しいというイメージがありませんか?
105、120、125、130の中で一番ハードなんじゃないかと。
そう。そのようなイメージを持たれると思うんです。
ただ、重いけどボールはものすごく良くあがるんです。実は。
難しいシャフトはボールが高く上がらないというイメージがあるかと思うんですが、130は先が結構動くんでボールが高く上がるんです!
僕はあおり打つ傾向があるので、そのあおり打つのを動きを止めるという意味で、もともと上がりやすいシャフトを使うということが多かったです。
それで130を使っていたと。
そうです。ボールが良く上がるんです。
このフォーミュラMも同じ動きをします。ボールが上がります。
先端が良く動いてくれる傾向でよく上がるシャフトです。
今のヘッドはボールのスピンが少ないじゃないですか?
打ち出し角を出してあげるというのはすごい大事なんですが、そういうときにはすごいやりやすいんですね。
いいことづくめです!
今の最新クラブを打つためには、ボールを上げるという仕掛けをしなければいけないんですが、それをシャフトの動きで出すのか、いろんなことをやるのか…なんです。
打っててタイミングがずれたりはなかったですか?
なかったんですよね。普通は先が動くシャフトというと、ピーキーな動きをするので、タイミングが外れたりすることがあるんですけど、フォーミュラMは一切ないです。
そこで、レジオフォーミュラシリーズの全体にわたる話をしたいんですが、すごいクセがなくて振りやすいんですよ。
クセがないとどういう印象を受けるんでしょうか?
実はクセがないシャフトは一番難しいんですよ。
なぜかって、ドライバーは重心が後ろについているじゃないですか?
そうすると、普通に振るとクセがなくて何もしないシャフトというのは、振ったときに必ず振り遅れます。だから関さんがクセがないシャフトと言っているのは、あくまでもプレーヤーのスイングに同調して戻ってくるシャフトのことなんです。
鹿又さんのセッティングは?
僕は変わっているんですよ。
ドライバーはフォーミュラB(青)を使っています。フォーミュラBというはどちらかというと先端が硬いんですよ。細かい剛性よりも、簡単にいうと(ボールが)曲がらない!
芯を外したとき、ミスヒットマネージメントという表現をするそうですが、ミスをしたときに最大のミスにならないようにすることがクラブって大事だと言ってまして、先が硬いシャフトというのは、インパクトするとクラブのフェースがよじれるんですよ。
大きく動くんですが、先が柔らかいとより動きますよね?
先が硬いと動きが少なくて済むという効果があります。
動かないと当てやすいんです。でも、動かないから戻してくれないので、“当てやすいけどつかまりにくい”というシャフトがすごく多かったんですが、フォーミュラBは、硬いところの上の部分がちゃんとしなるので、プレーヤーにとっては、先が硬くてすごく当てやすいんだけど補正もしてくれている。だからすごくオートマチックに打っていけるシャフトなんです。
アイアンはどうですか?
フォーミュラBに相性が良いシャフトというのは、モーダス3 ツアー120なんですね。
同じ剛性で、同じような振り方ができるものなんですが、自分はあえて105を使っています。
今アメリカのツアーで流行っているものですね?
そうですね。流行っているからいれてみました。笑。
というか、単純にクラブを軽くしたかったからなんですよ。今までは重たいシャフトが大好きで、上からぶつけて打つタイプだったんです。クラブの重さがないと球も飛ばないし、ラインもでなかったんです。
でも、ちょっと軽いのを使いたくて105に。逆に105は、軽さが全く気にならなくて同じように打っても球がシュッと出てくれるんですよ。
上級者が使用するのは120g台が一般的なところなんですけど、モーダス3 ツアー105というシャフトは100g台なんですね。ほどよく軽いんです。
PGAの選手は今このくらいでしょ?
そうなんです。今ほんと多いんですよ。ただ軽くしているのではないんです。
ちょっと伸ばしていているんです。ドライバーは軽く長くなってきているんです。
そしたら本来はアイアンにも同じ流れが来ていいはずなんです。
そこで、日本シャフトさんがいち早く105をPGAのほうに投下したら、PGAの選手は貪欲に結果を求めてなんでも使いますので、すぐに試してくれました。
そしたら結果が出たので、どんどん浸透していったんですよ。
PGAの選手がそのような重量帯で使えるんだったら、自分たちも使えないわけがないと思うんです。だんだん軽くなっていくのが、スタンダードになっていくと思います。
最近の軽量のシャフトはよくなっていますよね?
昔はシャフトのほうが負けてしまうことがすごく多かったんですが、最近はクリエイティブがすごく強くなったシャフトが増えましたね。
そう。昔は軽いシャフトはすごく柔らかすぎてスピンが多く入ってしまったり、センターを外したときに当たり負けして球がよれる感覚があったんですが、今はそういうのが一切ないんですね。
お二人のお話を聞いていると、関さんはマッチング通りですが、必ずしも推奨しているマッチングと限らず、ドライバーとアイアンで自分に合うものが変わっていくというのが大事だと感じました。
ドライバーのヘッドと、アイアンのヘッドって大きさが全然違うじゃないですか?
全く同じになることはすごく難しいんですけど、同じ感覚で触れるということがすごく大事なんです。そこを大事にして、実際に打ってみて自分の感覚を試してほしいですね。
ゆっくり振ると飛ぶとか、トップで待ったら飛ぶとか、打つときに余計なことを考えてしまう方が多いですが、それは実際には練習場ではできても、実際のコースでは出来ないんですよ。
だから、自分の一番振りやすいタイミングで振ったときに、インパクトの感じが合うものを選ぶことが絶対条件なんです。振りやすいものを見つけることが上達の近道でもあると思います。
もっともっとクラブのせいにしてほしいですね。ご自身の今のスイングのままで、もっと良いパフォーマンスが出るものが絶対にあるんです。もっといろんなクラブを試してください。
今話に出ていなかった金色のレジオフォーミュラMBについてはどうですか?
鹿又さんはこれも結構好きなんですよ。
手元がきゅっとしまってくれて、上からバンとぶつけても大丈夫!
手元からしなる傾向のシャフトで、昔からあるツアー向けのシャフトですね。
MBはちょっとボールが上がりすぎている人とか、スピン量を抑えたいとか、そういう人はこのレジオフォーミュラMBがオススメです!
あとFWにもすごくいいですね!
レジオフォーミュラシリーズは、材料や手間のかけ方、設計などを考えたときに、コストパフォーマンスがめちゃめちゃ高いです。
90tの圧にも耐えられる90tシートを使っているんですよね。いまのところ最高ですね。
価格帯も高くないので、FWまで同じ流れで入れても懐事情がそこまで悪くならないんじゃないかなと思います。是非打ってみてください。
ゴルファーの人、だいたい全員に合うように作ってあるのがレジオフォーミュラシリーズなんです。かっこいいとこ見せようとせず、ナチュラルにこの3つを打ってもらうと違いがわかります。是非打ってみてください!